仮想通貨でもっとも大事な[取引所]の選び方

コインチェックの流出事件以降、仮想通貨市場への信頼が大きく揺らいでいる。
利用すべき取引所の“最適解”はどこなのか。賢者3人が語りつくした!

◆銘柄、手数料、板の厚さからレバレッジまで。賢者が教える目的別の最適解とは?

「NEMの不正送金をはじめ、不正ログインによる盗難やシステム障害など仮想通貨投資家の不安は尽きません。どの仮想通貨取引所を使えばいいかと悩む人も多いのですが、『目的別』に考えれば、最適解を導きやすいのでは」

そう指南してくれたのは、仮想通貨サイトを運営するフクロウ・セグレゲイテッドウィットネス氏だ。
金融庁に登録済みの取引所だけでも16社ある現状、どこで取引すればいいのか、迷いを深めている人は多いだろう。

◆「登録済み=安心」とは限らない!

「登録済みの取引所でも内部管理体制や技術力、資本力に不安を感じる取引所があります。登録済みだからといって安心とは言えません。取引所選びを間違えると盗難や不正アクセスのリスクは高まる。慎重に選んでください」(仮想通貨関連の著書がある投資ライターの高城泰氏)

取引所を比較するポイントは、フクロウ氏によれば5つだ。

「ひとつはコインチェック事件で露呈したセキュリティ面。仮想通貨の不正送金を困難にする『マルチシグ』や、インターネットから切り離した『コールドウォレット』などの利用状況は確認したほうがいい」

コインチェック事件以降、各社はセキュリティ体制を積極的に開示している。これはHPで確認すべき事項。その開示すらないなら、避けたほうが無難だ。

「2つ目が手数料。取引コストは割安なほうがいいし、販売形式も確認してください。取引所といっても、オークション方式の取引所形式と、対業者の相対取引の2種類があります。後者だと取引コストは割高になりますが、大口の注文が通りやすいメリットもあります。取引所形式なら板の厚み、つまりどれだけ多くの人が参加しているかも重要です」(フクロウ氏)

板が厚いほど、取引が頻繁になり、結果として取引コストを節約しやすい。

「そして、取扱銘柄数。ビットコイン以外のコインも取引するならアルトコインの充実した取引所を選んでください」(フクロウ氏)

《取引所選びのポイント》

取扱銘柄……ビットコインだけでなくアルトコインへの投資を考えるなら取扱銘柄が多い取引所が必須

販売方式……オークション方式の取引所と相対取引の販売所の2種類。後者は手軽だが取引コスト高め

板の厚み……取引所方式の場合、参加者が多いほど買値と売値の差が狭まるためコスト削減につながる

手数料……取引手数料はもちろんだが差がつきやすいのは仮想通貨の外部送金や円出金時の手数料

セキュリティ……預けた仮想通貨の保管体制やマルチシグ送金の採用、分別管理、内部管理体制などを確認

以上5つのポイントを踏まえると、オススメは?

「買いたいのがビットコインだけであればコストはどこも大差ないので、セキュリティ面を第一に考えてビットバンク。技術力には定評があり、セキュリティ重視の投資家はビットバンクへ流れている印象です。ただし、二段階認証は必須だし、長期保有なら取引所に預けっぱなしにせず、物理的に切り離された『ハードウェアウォレット』を使うのがセオリー」(フクロウ氏)

ビットコインだけでなく、メジャーなアルトコインに投資したい人はコスト意識を高めておこう。

「アルトコインは手数料の差が大きい。割安に買えるのはリップルならビットバンクですし、イーサリアムならビットバンクかZaif、ビットポイントの3社。イーサリアムはICOでも多用されますから、ICO投資を考えている人もこの3社がいい」(フクロウ氏)

マイナーなアルトコイン=草コイン投資を考えるなら海外取引所が必要となる。仮想通貨で億り人となったSein氏はこうアドバイスする。

「海外だとBinanceやBittrexあたりが人気ですね。さらにマイナーな雑草コインなら『魔界』とも称されるCryptopia。いずれも口座開設は簡単ですし、入出金もビットコイン送金なのですぐできる。すぐにビットコインを買って送金したい人はGMOコインがいい。入出金手数料は無料だし、他社であるような『新規口座開設後1週間は送金不可』といった制約もない」

日本円の出金手数料や仮想通貨の外部送金手数料は意外と各社で差がある。頻繁に送金する人は要注意だ。では、Sein氏が得意とするレバレッジをかけたデイトレでのオススメは?

ビットコインFXは制度の歪みもチャンス

「僕自身は4社を渡り歩いてきました。最初は仕組みのわかりやすいビットフライヤーのLightningFX。次にアプリが使いやすいGMOコイン。ただ、最大レバレッジが5倍に引き下げられたこともあり、レバ100倍のBitMEXへ移行しました」

BitMEXは海外の取引所。世界の仮想通貨投資家が集う取引所だ。

「口座がBTC建てなのが難点でした。売りで勝っても、BTC自体の価格が下がってしまえば、円換算した資産はむしろ減ってしまう。僕が増やしたいのはBTCではなく円なので今はZaifのAirFXへと移行したところです。レバレッジが最大25倍ですし、こちらは2時間おきに発生する『スワップ手数料』など独自の仕組みがある。この仕組みをチャンスに変えることもできそうだなと」(Sein氏)

仮想通貨のレバレッジ取引には取引所の独自ルールがある。ビットフライヤーでスワップ手数料に当たるのが「SFD」だ。

「現物とFX価格の乖離を縮小する目的で1月に導入された制度です。この制度の歪みを突いたり、あるいは制度変更などの発表で乱高下するタイミングで取引したりと、SFDを飯の種にするトレーダーもいます」(高城氏)

発展途上の市場だけに歪みも発生するようだ。

「そうしたチャンスを逃さないためにも、口座は多く持っていたほうが有利。口座を作るだけなら無料ですし、僕は複数の取引所にビットコインを分散させています。そうすれば1社で盗難が起きてもダメージを抑えられるし、ある程度儲かったら日本円にして出金しています。ビットコインも昨年末、220万円くらいで一部売ってしまいました」(Sein氏)

結局、セキュリティ面で最強なのは日本円ということか。しかし、仮想通貨投資で日本円を増やすには取引所選びは大切なポイント。賢者のアドバイスを参考に!

《3賢人がオススメする目的別の取引所》

●セキュリティ重視『bitbank』(日本)

技術力に定評があるのはビットバンク。
アルトコインもコールドウォレットで保管するなど安心感から人気を集める

●ビットコイン送金『GMOコイン』(日本)

GMOコインの現物取引は販売所形式でスプレッドは広めだが、入出金手数料とも無料。
購入後に即外部送金できる

●草コイン投資『BINANCE』(香港)

昨年後半から一躍人気となったのは香港のバイナンス。
豊富な取扱銘柄や使いやすいインターフェイスが支持される

●雑草コイン『Cryptopia』(ニュージーランド)

バイナンスをはるかに上回る459種類の仮想通貨を扱うのがCrypotpia。
眠ったお宝を探す草マニアが多く利用する

●ICO投資『BITPoint』(日本)

ICO参加に必要となるイーサリアムを低コストに買えるのがビットポイント。
同社顧問には元金融庁長官の名前も

●デイトレ(BTC建て)『BitMEX』(セーシェル)

最大レバ100倍。BitMEXには世界の投機勢が集結するため板も分厚い。
成行注文だと手数料が割高になるため要注意

●デイトレ(円建て)『Zaif』(日本)

国内では最大となる25倍のレバレッジ取引が可能なZaif。
独自の「ファンディング手数料」を利用した取引にも妙味

【国内取引所比較表】

取引所入金手数料出金手数料取引手数料借入・証拠金取引手数料
(信用・先物時)
みんなのビットコイン自己負担500円BTC/JPY(ベース通貨)0円(無料)
BTC/JPY以外(ノンベース通貨)約定金額の0.25%
買注文:変動
売注文:0.05%(固定)
GMOコイン自己負担無料無料0.05%/日
bitFlyer自己負担

クイック入金時
324 円(税込)/件

三井住友銀行時
3万円未満 216 円(税込)
3 万円以上 432 円(税込)三井住友銀行以外
3万円未満 540 円(税込)
3 万円以上 756 円(税込)
無料
(期間限定)
0.04% の支払い/日
QUOINEX自己負担500円無料0.05%/日

 

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